古物商がネットショップで中古品の売買を始めることは比較的容易にできますが、その反面、販売や集客法など実店舗で運営するときにはない難しさがあります。

古物商許可を取得して、ネットショップを始める前に、しっかりと下準備をしないとなかなか利益を上げることはできません。

この記事では古物商がネットショップを始めるにあたっての効果的な販売・集客法から、ネットショップのメリット・デメリットまで解説しますので、ぜひ参考にしてください。

古物商許可を取得してネットショップをする上でのメリット

ネットショップのメリットとして、主に以下のものがあります。

・店舗を持たなくていいので、自宅を営業所にすれば、店舗の賃料が一切かからない。

・年中無休の24時間営業が可能。梱包や配送まで年中無休とはいかないが、販売の受付等は年中無休で行うことができる。

・実店舗と違って、顧客の販売ターゲットを日本全国・世界中に設定することができる。

 

※ネットショップをする上で古物商許可が必要となるのは中古品を仕入れて販売する場合です。

新品の物や不要になったものを販売するだけの場合は必要ありません。

古物商許可が必要かどうか理解に不安のある方はこちらの古物商許可は必要というより取らないと損する??を一読ください。

 

ネットショップのデメリットは?

実店舗と比べてネットショップで事業を開始するのは容易ですし、お客さんと接する必要がないので、販売まで簡単にできるものと考えがちです。

しかし、顧客と接する必要がないということは、実際は販売をする上でかなり不利になります。

例えば、実店舗では販売員がいるので、商品の疑問点などその場で様々なことを質問できますが、ネットショップではこれができません。

疑問は購入をしない言い訳を作ってしまうので、顧客が質問しそうなことをあらかじめ文章で答えておくなど様々な対策が必要になってきます。

リピート客を獲得しにくい

ネットショップはリピート客を非常に獲得しにくい面があります。

実店舗の場合はお店を構えていれば、再訪の可能性は高いのですが、ネットショップの場合はたまたま検索にひっかかったなど、1回きりの利用で終ってしまうことが少なくありません。

ネットショップを運営する場合、こちらから積極的にアクションを起こさないとなかなかリピートはありません。

広告費のみに頼った運営ではなく、しっかりとしたしくみ作りが必要です。

 

ネットショップの販売・集客法は?

事業活動において利益率がなぜ大幅に上がるのかといえば、経費をかけずに集客できている割合が大きいからです。

当然ですが、広告を打ってお客さんが来るより、リピートとして来る方が、経費がかかっていない分、利益は大きくなりますよね。

公告費のみに頼った運営は創造力がないと言わざるをえません。

ネット集客で言えば、リピートや自然検索からの獲得がポイントです。

 

 

自然検索:コンテンツSEOの徹底

ネット集客において経費をかけずに集客をする王道といえば、やはり自然検索からの流入です。

現在、googleは被リンクなどの小手先の技術を重視しておらず、コンテンツ(記事や情報)の質を重視しています。

これは何を意味するかというと、お金をかけずに自力で、コンテンツの質次第で自然検索からの流入が望めるということです。

また同時に内部対策も大事です。

内部対策とは、タイトル タグ 、メタディスクリプション、キーワード出現率などgoogle検索エンジンに情報を正しく読み取ってもらうための対策です。

コンテンツSEOについてはこちらのバズ部というサイトが非常に参考になります。ご興味のある方は参考にしてください。

リピートの工夫

リピート率の割合がどれくらい占めているかは、ネットショップで成功するどうかの分かれ道となります。

地味な仕組み作りが必要ですが、主に以下のものがあります。

  • メールマガジン
  • ステップメール
  • クーポン
  • ソーシャルメディアの活用
  • リアルイベントへの招待

また、ネットショップの運営において、顧客と直接的な接点を持てるのは「問い合わせ対応」と「商品の配達時」のみです。

問い合わせに迅速・誠実に対応したり、商品の到着が早いなど様々な工夫をすることで、信頼を得てファンになってもらうチャンスでもあります。